誰もが抱く疑問でありながら、この質問に、納得のいく答えはなかなか得られません。
厚生労働省で話を聞くと、「最新の技術やアメニティにかかわる医療以外は、基本的に保険で給付されます」
と答えられますが、アメニティというのが曲者です。
そこを尋ねると「必要な治療は保険、快適さや美しさを求める場合には保険でできないことがあります」という答え。
でも、歯医者さんでは「保険の入れ歯は質が悪い」と言われます。
そういうことを公然と書いている本もあります。
「保険でできる/できない」の線引きについて、歯科医院では「保険で使える材料と使えない材料がある」
と説明されることが多いようです。
つまり、良く解釈すれば患者さんも歯医者も困っている。
悪く解釈すれば、厚生労働省の答えを逆手にとって高額医療費を勧める歯医者もいるってコトです。
厚生労働省の本音は「ご飯が食べられるところまでは面倒見るけど
その上で白くとか美しくまでは面倒見ません」ってことなんですよ。
当院では保険診療しかしません!としつこいくらい言ってますが、
銀歯は嫌だ、接客業なんで白く治して欲しい。
分かってますよ、接客業じゃなくても白いのが良いに決まってる。
でも、それは厚生労働省に抗議して下さい。
当院では保険上存在する内容は全て保険適応で対応してますから。
一つ知っておいて欲しいのは、保険上存在しても
実行するかしないかは個々の歯科医院に任されています。つまり、
「それは保険では出来ません」は本当は
「それは当院では保険では出来ません」の「当院では」が抜けてます。
高瀬歯科医院では「保険上存在する内容は全て保険適応で対応してます」。
当院では保険上存在するのに「保険では出来ないとは絶対に言いません」。
「踊る」風に言えば、事件は現場で起こっています。会議室ではありません。
私個人的には、総理大臣か厚生労働大臣にTVCMで歯科の保険適応について
話して欲しいです。
でないと、せっかく頑張って苦労して治療したのに
「見える所なのに金属しか出来ないんですか?」と言われて悲しくなります。
政治家の先生・偉い官僚さん、お願いしますよ。
説明責任まで現場に押し付けないで下さい。
下々の開業医は「お上」様の言うなりなんですから。。。
私が歯学部学生の5年生、臨床実習生のとき、
とある教授から、見開きのメモのようなものを頂いた。
そこには「医は仁術なり」とのタイトルで直筆で
①歯科医師は患者さんの秘密を守らなければならない。
②博愛の精神をもって患者さんに接しなければならない。
など歯科医師としての心構えのような内容が記されていた。
なぜ教授が私にだけメモを渡したか未だ分からい。
当時の私にはその心構えが・・・・。
出来ていないと思われたのか?
あるいは特別に目をかけて頂いたのか?
不明であるが、私はいたく感銘を受けてそのメモは
ボロボロになるまで私の白衣のポケットに入っていた。
恐らくはヒポクラテスの教えからの引用であろう。
さて、私は国家試験に合格し「先生」になり20年が経つ。
振り返ると、決して平坦な道のりではなかった。
それは歯科医業のみならず、結婚、開業、子供を授かったこと、
親族の死、全てであり、現在進行形である。
日々、様々な予想だにしない事が起こる(仕事以外でも)。
きっと、それが人生ってモノなんだろう。
大抵は「辛い・苦しい」と思う事ばかりである。
しかし、それらは私にだけ訪れることではない。
眼をふさぎ、耳を閉じ、自宅から出なければ苦難は訪れない。
家の外に出て外部と接触することから、幸せも不幸も訪れる。
教授は20年以上前に私の性格を見抜いていたのか?
お亡くなりになられた今では、聞くことも出来ない。
なーーーんて、感傷に浸っている時間などない!
また明日からガンガン、バリバリ診療するぜ!!!
(イミフなブログですいませんでした!)
当院(医療法人社団洸友会 つるみ歯科医院 院長:鶴見尚史 所在地:茨城県つくば市下河原崎)の年末年始の休診日について、下記の通りご案内させていただきます。
年末年始休診日:
2017年12月30日(土)〜1月4日(木)まで休診
2017年1月5日(金)から通常診療となります。
※詳しくは、当院ホームページの診療スケジュールにてご確認下さい。
誠に勝手ながら、上記の日程で休診とさせて頂きます。
ご不便をおかけしますが、何卒ご理解頂きますようお願い致します。
医療法人社団洸友会 つるみ歯科医院
茨城県つくば市下河原崎194-1 (アクセス)
「大多忙による重過労で常に疲れている。」と思っている私。
またしても娘に弱音を漏らしてしまいました。
すると今度は、「お父さん、ヘレンケラー知ってる?」と。
ああ、知ってるよ(ヘレンケラーを知らない方はWikipediaで)。
娘:名言集のこの部分、読んだら頑張れるんじゃない?
***
ヘレンケラーの名言集の中に以下の内容があるそうです。
(全文は長いので省略バージョン)
「盲目の私から。。。
あたかも明日、視力を失うかのような気持ちであなたの目を使って下さい。また、
あたかも明日、耳が聞こえなくなるかのような気持ちで様々な音に耳を傾けなさい。」
***
またしても娘に救われてしまいました。
「明日から働くことが出来ない(診療が出来ない)」と思えば
毎日大変だ、疲れた、などと言わないでしょう。
むしろ働けることに感謝することでしょう。
実際、感謝してます。
本当に、娘よ、いつもありがとう。。。
え?チェンジニアって何?エンジニアなら聞いた事あるけど。
モノ造りニッポンの象徴、技術屋さん。
下町ロケットのロケットは、どこへ飛んでいったやら。
まさか、ロフテッド軌道の後に日本のEEZに落下してませんよね。
今日、自動車関係の方とお話する機会がありまして・・・。
まあね、「近頃の若い者は・・・」と言い始めたら老人の証拠です。
TV・新聞等では観たことありますが、
昨今、企業の就職面接に母親が同席する。
面接の最大関心事は「有給・残業の有無」、
「企業の教育体制の習熟度・マニュアルの有無」、
だったりするみたいです。
確かに国も「働き方改革」など、旧態依然とした
雇用主の考え方に物申す!みたいな風潮がありますし、
ある意味では正しいと思います。
いや、きっと正しいんでしょう。
その正しい道を歩んでいくと、この国の20年後はどうなりますか?
1970年では40人で1人の高齢者を支えていました。
しかし、2025年には4人で1人の高齢者を支えなければなりません。
いわゆる、2025年問題です。
可能不可能は別として、必ず直面する問題。
「今、そこにある危機」です。
しかし、国は国債をバンバン発行して次世代に借金して
何事も無かったかのように振る舞うでしょう。
さて、チェンジニアに戻ります。
チェンジニアとは、エンジニアの資格がありながら
エンジニアと同等の仕事が出来ない指示待ちの方を揶揄する
表現だそうです(オイル交換しといて、と言えばそれは出来るけど
何か問題があった場合に自分で考える気もないし考えられない)。
歯科医師でも、免許は有するのに実力が伴わない世代が
現実として存在します。チェンジニア歯医者ですよ。
対象が自動車以上に、人間の体だったら、怖くないですか?
自らの権利を主張する事は正しいし、
本当のブラック企業にはよいクスリだと思います。
しかしながら、この国ニッポンは、そろそろ
進退を考える時に来ているのではないでしょうか。
このまま、本当に本当に「かの国」の経済的植民地になるのか?
高度成長期のように、かの国を震撼させるほど頑張るのか?
確かに「希望が持てない」気持ちは分かる!
頑張れば報われる、右肩上がりの時代を知らない世代には酷な
ハナシかも知れません。
でもEUを見て下さい。事実上倒産している国もあるんですよ。
日本には化石燃料もありません。技術でのし上がって来た国です。
だからこそ、今でしょ!
私も含め、頑張りましょうよ。
のんびりしていると、AI(人工知能)に仕事を奪われてしまいます。
現実、10年後には60%の「仕事」がAIで賄える(人間不要)
と、警鐘を唱えている学者も少なくありません。