• haisha-yoyaku@tsukuba-dental.com

Category Archive: 歯槽骨

【医療相談】疲れると歯ぐきが腫れます

Question

疲れると歯ぐきが腫れることがあります。歯肉炎?歯周炎?腫瘍?かと思い心配です。

Answer

この場合腫瘍は考えにくいと思います。歯ぐきの腫れの原因の多くは歯肉炎、歯周炎です。
歯肉炎は炎症が歯肉のみにみられる場合で、歯肉の発赤、腫れ、出血等の症状がみられます。歯周炎は歯肉炎が進行した状態で、炎症は歯槽骨(歯を支える骨)まで進み、歯槽骨の吸収がおこります。腫れ、出血に加え、進行度合いによって歯の動揺(揺れ)、排膿がみられます。

歯ぐきは疲れやストレスに敏感で、体調が悪いと症状が出やすくなります。普段は大丈夫でも体の免疫力が低下しているときは、いつも抑えられていた細菌に感染しやすくなり、歯ぐきが腫れることがあります。歯ぐきが腫れたら、しっかりと休養をとる、バランスのとれた食事をとるなど生活を見直すいい機会ですね。
しかし、疲れで腫れる所はもともと歯周炎(歯肉炎)になっているところと考えたほうがいいでしょう。普段からしっかりと口腔ケアをするとともに定期的な受診をしてください。

【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

The post 【医療相談】疲れると歯ぐきが腫れます first appeared on 茨城県つくば市のつるみ矯正歯科.

【医療相談】3歳の子供が健診で反対咬合と言われました…

Question

3歳の子供が健診のときに反対咬合で経過観察と言われました。治療をした方がいいか、何歳まで経過をみるのかわかりません。

Answer
お子さんの歯並びに関するご質問で多いのが、「治した方がいいのか?」「何歳で歯ならび治療を始めるのがいいのか?」です。治した方がいいのは、機能的な問題がある場合、また永久歯の萌出に支障がある場合などです。これらは早めに治療を開始します。前歯にすき間がある、少し曲がっているなど審美的な問題は、程度にもよりますしご本人が気にしているかどうかも関係しますが、多くは早くから始めなくてもいいでしょう。

矯正治療をするときは歯並びだけでなく、骨格的な問題、顎の大きさ、バランス等を考慮します。一見同じように見える歯並びでも治療方法も装置も違うことはあります。治療が必要か、いつ開始した方がいいかは、諸々の状況を考慮して決めるので親御さんが判断するのは難しいでしょう。心配な場合は受診をおすすめします。

3歳のお子さんの反対咬合では使用装置も限られますしお子さんの負担も大きいので、今は経過観察でいいと思いますが、いつまでかは分かりません。かかりつけ歯科医院での定期的な観察が必要です。

【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

【医療相談】マウスウォッシュがあれば歯磨きは不要ですか?

Question

歯周病が気になるのでマウスウォッシュを使おうと考えています。マウスウォッシュを使えば歯みがきはしなくても大丈夫ですか?

Answer
テレビのCMなどではそんなイメージを持たれると思いますが、歯みがきのあとに使うのが理想的です。歯周病は細菌の塊(バイオフィルム)であるプラークが原因ですが、この塊(バイオフィルム)があると洗口液の殺菌成分が届きづらくなるので、洗口液の使用前に歯ブラシで物理的にバイオフィルムを取り除く必要があります。

洗口液を選ぶ際にまず気をつけてほしいのが、液体ハミガキと混同しないこと。液体ハミガキは歯みがき前に使うもので、使い方が全く違います。また使いたい理由、歯ぐきの炎症を抑えたいのか、むし歯を予防したいのか、など目的をはっきりさせると洗口液を選びやすくなります。使う時は使用方法をよく読んで、記載されている時間しっかりすすいで下さい。多くは20~30秒ですが、意外と長く感じるものです。

洗口液は絶対に使わなければいけないのもではありません。歯みがきの補助と考えて下さい。そして歯周病には歯科でのケアーは必須です。

【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

【医療相談】歯槽膿漏は治りますか?

Question

歯槽膿漏になってしまったらどう治せばよいのですか?完全に治るものなのでしょうか?

Answer
歯周病(歯槽膿漏)は細菌による感染症で、歯を支える組織(歯槽骨など)を破壊する病気です。細菌のかたまりであるプラークや歯石を取り除くことが最も確実で効果的な治療法です。

歯周病は急に進行する病気ではありません。最初は炎症が歯ぐきのみにとどまる歯肉炎。それが進行すると歯槽骨を少し破壊する軽度歯周炎となり、さらに進行すると中等度、重度歯周炎になります。各ステージでスケーリング( 歯石除去)は最も大切ですが、それぞれ治療内容は異なってきます。重度になると歯は抜ける寸前。治療はたいへん困難になります。

歯肉炎のうちに治療をすればもとの健康な状態に回復しますが、歯周炎になると失われた歯槽骨を取り戻すのは難しくなります。ただし炎症を止め再発を防いで現状維持していけば歯を守ることはできます。歯周炎の治療は、早期にとりかかるのがとても大切なのです。

【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

【医療相談】30代から矯正のメリット・デメリット

Question

35歳、歯並びにコンプレックスがあります。今から矯正するメリット、デメリットを教えてください。

Answer
矯正治療はきちんとしたかみ合わせをつくるとともに、審美的な口もとの獲得を目標に行われます。いくつになっても歯槽骨(歯を支えるあごの骨)がしっかりしていれば歯は動きます。
かみ合わせをよくすることで、セルフケアしやすくなり、むし歯・歯周病になりにくくなります。結果、将来自分の歯を多く残せる可能性が高くなります。また、よい歯並びは機能の改善だけではなく、美しい口もと・笑顔を生みます。これは特に大人の患者さんのご希望であり、喜びでもあります。

しかし、歳を取ると骨の再生が遅くなり、歯ぐきも弱くなってくるので、大人の矯正はゆっくり動かすなどの配慮が必要です。また、顎の成長を利用することができないので、抜歯して治療するケースもやや多くなります。矯正治療前には歯周病の治療が必要であったり、矯正治療後には被せ物を作り直していただくこともあります。

「子供の頃から気になっていたけれど機会がなかった。でもやっぱりきれいにしたい」とスタートする大人の患者さんが今、たくさんいらっしゃいます。今更遅い…なんてことはありませんよ。

【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

Scroll Up