Question
数年前に前歯をぶつけてからだんだん歯の色が変わってきました。どんな治療法がありますか?
Answer
歯の神経の治療をした、または治療はしていないのに歯の神経が死んでしまった場合に歯の色は徐々に黒ずんできます。過去に歯をぶつけたことがあるため、恐らくその時の衝撃で神経が損傷を受けて死んでしまったと考えられます。まずは歯科医院で診査し、本当に神経が死んでいるのかや破折していないかを調べます。そして痛みや腫れがなくても早めに神経の治療を受けてください。大切な治療です。
その後は見た目の改善、きれいな歯にするための治療になります。通常、神経がない歯は強度的に弱くなっているので、多くは土台を立ててから被せ物をします。これにより歯の形や向きなどの改善もできます。
しかし、歯質が多く残っていて、かつ、なるべく削りたくない場合は、漂白(ブリーチ)をするという方法もあります。ただ効果には個人差があるので、隣り合う歯と同じ色にならないこともあります。メリット、デメリットがありますのでよく相談してから決めてください。
【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。
Question
疲れると歯ぐきが腫れることがあります。歯肉炎?歯周炎?腫瘍?かと思い心配です。
Answer
この場合腫瘍は考えにくいと思います。歯ぐきの腫れの原因の多くは歯肉炎、歯周炎です。
歯肉炎は炎症が歯肉のみにみられる場合で、歯肉の発赤、腫れ、出血等の症状がみられます。歯周炎は歯肉炎が進行した状態で、炎症は歯槽骨(歯を支える骨)まで進み、歯槽骨の吸収がおこります。腫れ、出血に加え、進行度合いによって歯の動揺(揺れ)、排膿がみられます。歯ぐきは疲れやストレスに敏感で、体調が悪いと症状が出やすくなります。普段は大丈夫でも体の免疫力が低下しているときは、いつも抑えられていた細菌に感染しやすくなり、歯ぐきが腫れることがあります。歯ぐきが腫れたら、しっかりと休養をとる、バランスのとれた食事をとるなど生活を見直すいい機会ですね。
しかし、疲れで腫れる所はもともと歯周炎(歯肉炎)になっているところと考えたほうがいいでしょう。普段からしっかりと口腔ケアをするとともに定期的な受診をしてください。
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Question
小学生の娘がホワイトニングに興味を持っています。子供でもホワイトニングはできますか?
Answer
最近人気のホワイトニングですが、歯にしみるとか歯によくないのではと心配される方も多いと思います。
ホワイトニングで使用する薬剤は過酸化水素、過酸化尿素でオキシドールの仲間です。自己流でホワイトニング剤を使うと、むし歯を悪化させたり、歯ぐきを痛めたりすることはありますが、歯科医院で説明を聞いて取り扱いに注意すれば、特に心配することはありません。本題の「お子さんへのホワイトニング」については、歯の根っこ(歯根)が完成していない成長の段階ではホワイトニングは行いません。まだ乳歯や幼若永久歯に対する影響がはっきりわかっていませんが、薬剤が歯根の形成に影響する可能性があると言われています。
歯根が完成する時期は14~16歳ですが(親知らずを除く)、かなり個人差がありますので、原則的にはホワイトニングは成人が対象になります。
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Question
上顎の骨が薄いためインプラント治療が難しいと言われました。何か解決する方法はありますか?
Answer
インプラントとは歯を失ったあごの骨に埋入する人工の歯根のことです。インプラントを埋入しそれを土台にして人工の歯を入れるのがインプラント治療です。インプラントを埋入するにはその場所にある程度の骨の量と硬さが必要です。それらを調べるためにまずは検査をします。
上顎の奥歯(臼歯)はその上部、歯根の近くに上顎洞という穴があります。上顎洞が大きい場合などはインプラントを埋入する場所の骨の量が少ないことがあり、その場合、上顎洞底挙上術(サイナスリフト)により骨の量を増やすことがあります。サイナスリフトとは上顎洞の底の粘膜を持ち上げてできた空洞に人工骨や自家骨などを移植する方法です。約半年後に再び検査をして骨が定着しているか確認をします。
サイナスリフトは上顎洞の形態等により、適応しない場合があります。個人差がありますのでまずはご相談ください。なお、サイナスリフト、インプラント治療とも保険適応外の治療になります。
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Question
7歳になる子供の前歯が乳歯の抜けないまま永久歯が内側に生えてきました。乳歯は抜いたほうがよいでしょうか?
Answer
5~8歳頃、前歯8本(上下4本ずつ)が乳歯から永久歯に生え変わります。乳歯が抜けた後に永久歯が生えてくるのが理想ですが、乳歯が抜けないまま永久歯が内側から出てくることもあります。この場合乳歯はなるべく早く抜きます。内側に生えた永久歯は多少前方に動くこともありますが、他の歯とそろってきれいに並ぶことは稀です。
乳歯のときにきれいに並んでいた前歯がガタガタになって心配される方も多いですが、すぐに治療を必要としないケースが多くあります。乳歯の時にすきまのない歯並びのお子さんは大きな永久歯が生えてくるとどうしても真っすぐには並びません。他の永久歯の生えかわりを待ち、顎の成長をみながら経過観察をし、その後全体的に矯正治療をします。この時期に前歯だけをきれいにしても奥歯や犬歯が永久歯になると、また歯並びが悪くなることがほとんどだからです。
しかし、例外もあります。極端に顎が小さい場合は早くからひろげたり、上下のかみ合わせがよくない場合は、早くから治療を開始します。
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Question
受け口を治すのに顎の手術が必要と言われました。歯並びを治すのに手術をするのですか?
Answer
一般的な矯正治療は歯に装置をつけてワイヤーで動かしますが、この時歯を歯槽骨(顎の骨の一部)の範囲内でしか動かせません。ですから上下の顎の骨自体のズレが大きい場合、咬み合わせをよくするためには歯の矯正だけでは困難が生じます。そこでそのような場合、手術を併用して歯の土台である顎のズレを治し矯正治療をします。これが外科的矯正です。重症の受け口(下顎前突)、出っ歯(上顎前突)、開咬、顔面非対称の方など骨格的問題をもつ場合に検討します。
矯正治療は手術をはさみ、術前矯正と術後矯正に分かれます。それぞれ1年から1年半かかります(かなり個人差があります)。
外科的矯正のメリットは、重症なケースでも歯に無理な負担をかけることなく良いかみ合わせが得られること。また、顔貌の改善が期待できることです。デメリットは、入院等身体的負担があることと手術のリスクに対する心配でしょう。当院では治療を決める前に口腔外科の先生の話を聞いて不安を解消、納得していただいてから始めるようにしています。
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Question
今、口腔がんが増えてきていると聞きました。口内炎からがんになるって本当ですか? 何か気をつけることはありますか?
Answer
口腔がんとは、お口の中にできるがんのことです。舌、歯肉、頬の粘膜、唇、顎骨などに発生しますが、一番多いのは舌(特に舌の横や裏)です。初期に痛みもなく気がつきにくいため、長い間放置してしまうケースも少なくありません。
通常、口内炎は2週間で治りますが、2週間以上経っても治らない時は要注意です。ごく稀にこの口内炎が「前がん病変」(がんではありません)になり、さらにその一部が口腔がんになることがあります。すぐにがんになるわけではなく、口内炎ががん化するまでには5年以上かかります。
では、口腔がんになりやすいリスクとは何でしょうか?口腔がんになりやすいのは「慢性的な刺激」を受けている場所です。被せ物や入れ歯が舌や歯肉に当たり傷つけている、傾いている歯が舌にぶつかる、唇を噛んでしまうなどです。それらに加え、歯周病、不潔な口腔状態、偏った食生活も粘膜を弱くします。特にお酒とタバコは粘膜によくありません。
口内炎ができても怖がることはありませんが、リスクを減らして口内炎ができにくい環境をつくってください。
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Question
6歳の子供です。前歯(乳歯)がずっとグラグラしていますがなかなか抜けません。早く抜いたほうがいいですか?
Answer
グラグラの乳歯が抜けないととても気になるものですよね。前歯ですと特に食べ物をかじりにくくなるので、お子さんも食事時に気をつかうようになると思います。
基本的にグラグラしてきたからといって抜く必要はありません。自然に抜けるのを待ちます。しかし、乳歯が抜けないのに永久歯が生えてきたときは抜く必要があります。食事するのに不便なとき、歯みがきがしづらいときには抜くことをお勧めしています。
通常は永久歯の萌出する力によって、乳歯の根っこが徐々に溶けてなくなり自然に抜け落ちますが、永久歯の位置が少しずれると乳歯の根っこが溶けないことがあります。このような歯の出かたは歯並びに影響するので、なるべく早く抜いたほうがいいです。抜く前にはレントゲン写真を撮り、乳歯の根っこと永久歯の状態を確認します。
歯の生えかわりは12歳くらいまで続きます。前歯はわかりやすいですが奥歯だとわかりにくいので気をつけてくださいね。。
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Question
3歳の子供が指しゃぶりをします。歯並びに影響すると聞きましたが止めさせたほういいですか?
Answer
指しゃぶりは生後2カ月ごろから始まり、2才以降は減少傾向になるという報告があります。しかし、大きくなっても強い指しゃぶりが続くと歯並びに影響がでてきますので注意が必要です。主に開咬(前歯がかみ合わない)や上顎前突(出っ歯)ですが、さらに2次的な影響がでて、これらがさらに歯並びを悪化させるという悪循環になります。では指しゃぶりはいつ頃止めるべきでしょうか?3才を過ぎると社会性がめばえ、徐々に止めるお子さんも増えるので、4才をめどに考えています。
まず止めなければいけない理由を説明します。必要以上に心配・不安にならないよう配慮しながら、自分の口の中を知ってもらい、止めるとどうなるのかを話します。お子さんが指しゃぶりをするには何らかの理由がある場合が多いと言われますが、その対応は歯科医師には限界があります。吸っている指をおかあさんの手やお気に入りの物に置きかえる、スキンシップをふやす、絵本の読み聞かせをするなど、心理的アプローチとともに改善を期待しながら、歯並びの影響の変化を観察していきます。
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Question
5歳の子供が歯ぎしりをするのですが、大丈夫でしょうか?
Answer
歯ぎしりというと、大人がするものというイメージがあるかもしれませんが、子供も意外と多くします。ほとんどは生理的なものなので心配いりません。成長とともに自然に消えていくものです。歯ぎしりはいろいろな原因(リスクファクター)が重なることでおきるとされていますが、その中の重要な因子に「睡眠」があります。睡眠時間が不足している、起床就寝時間が不規則、環境の悪い部屋(うるさい、明るい等)で寝ているなどの悪い睡眠習慣があると歯ぎしりがひどくなると言われています。テレビゲームを1日3時間以上している、塾や習い事が毎日ある、などもリスクファクターになるという調査報告があります。
お子さんの歯ぎしり自体は特に心配いりませんし、歯ぎしりにより歯が削れることも乳歯であればよくあることです。しかし、エナメル質が削れた乳歯はむし歯になりやすいので気をつけてください。定期的な観察が必要です。また、永久歯の歯並びが悪く、歯ぎしりの影響を受けやすい場合は矯正治療をしたほうがいいでしょう。
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Question
最近、口がパサつく感じがします。食べ物もお茶がないと飲み込みにくくなりました。
Answer
お茶がないと飲み込みにくくなった、口臭が強くなった、夜中にのどが渇いて目が覚める、口内炎ができやすくなった、むし歯が増えたなどの症状があれば、唾液が減ってきたのかもしれません。唾液は1日1~1.5ℓも作られます。お口を清潔に保つ、お口の粘膜を守る、消化を助ける、飲み込みやすくするなどお口での働き以外にも、感染症を予防する、食道や胃の粘膜を保護するなど全身へも作用します。唾液の分泌が減る原因は様々ですが、唾液腺の病気やがん治療の障害など特殊なケースを除けば、加齢、舌や口の周りの筋肉の運動不足や衰え、持病の薬の副作用などがほとんどです。口呼吸も影響します。
唾液をふやすにはよく噛むこと。噛むことによって唾液腺が刺激され唾液がよく出るようになります。筋肉が鍛えられるとさらに刺激が伝わるようになります。耳の前や顎の下をやさしく押す唾液腺マッサージも効果的です。水分をしっかりとることも忘れないで下さい。お口の渇きがつらい方は口腔保湿剤をお試し下さい。ジェル、スプレー、うがい薬タイプがあります。
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Question
歯周病と糖尿病は関係していると聞きましたが、本当ですか?
Answer
糖尿病とはインスリンの作用不足により血液中の糖(血糖)が高くなることにより様々な症状がでる病気です。一方歯周病は細菌の出す毒素により歯を支える骨が溶けてしまう病気で、細菌の感染が延々と続いている状態「慢性感染症」です。どちらも生活習慣病である、自覚症状がなく進行する、多くの合併症を持つという共通点があります。歯周病と糖尿病は相互関係があり、歯周病は糖尿病を悪化させ、糖尿病は歯周病を悪化させることが分かっています。つまり、両方の治療が双方に好影響を与え相乗効果を生み出すのです。
歯周病の基本治療はクリーニング、ブラッシングですが、進行状況に応じて治療方法は変わってきます。糖分の多い食習慣を見直す、禁煙する、精神的ストレスの緩和などは糖尿病の治療と重なります。歯周病で突然歯が抜けるのではなく、長い間ケアをしなかったためにそうなるように、糖尿病も発症は中高年者でも予防には若いうちからの生活習慣の改善が必要です。正しい歯みがき、定期的な検査、良い血糖コントロールで、ずっと自分の歯で食べられるようにしましょう。
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Question
ナイトガードを作って15年ほど使用していますが、最近あごの関節の調子が悪い時があります。合わなくなっているのでしょうか?
Answer
朝起きた時にあごが疲れていること、ありませんか?もしかしたら就寝中に歯ぎしりをしているのかもしれません。歯ぎしりは日中に受けたストレスを発散させる行動とも言われ、睡眠の質や薬の影響、飲酒、喫煙なども関係するとされています。歯ぎしりは無意識下で行われ、自分ではコントロールできません。そしてとても強い力が歯に加わるので、歯を痛める、被せ物が壊れる、歯周病が悪化する、そして場合によってはあごの関節に影響がでることがあります。
そこで歯やあごに加わる過剰な力を減らすために「ナイトガード」を使用します。多くはアクリル樹脂で製作され、上あごに装着します。ナイトガードは歯の代わりに削れて歯を守ってくれる消耗品です。穴があいたりひびが入りますので、修理や作り直しが必要になります。使用中は必ず点検してもらってください。
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Question
年をとるとみんな歯周病になるって聞きました。本当ですか?
Answer
歯周病は細菌の感染によって歯ぐきに炎症が生じ、さらには歯を支える骨が壊れる病気です。たしかに歯周病になる人は中高年から増加します。ある調査によると20~30代では約3割ですが、50代では半数を超え、60代では6割以上という結果がでています。これは
①歯ぐきの免疫力の低下
②歯ぐきの細胞の老化
③歯ぐきの血管の変化
が関係すると考えられています。それに加え長年の生活習慣(喫煙など)の蓄積や全身の病気(糖尿病など)の影響があります。
しかし、加齢によりみんなが歯周病になるわけではありません。
歯周病の原因であるプラーク(歯垢)と歯石(プラークが石灰化したもの)をきちんと除去できれば歯周病は防げます。
そのために大切なのは正しい歯みがきとクリーニング、定期的なメインテナンスです。
【お口のお悩み相談コーナーとは】
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Question
2才の子供が歯みがきを嫌がります。仕上げみがきもきちんとできません。むし歯になりそうで心配です。
Answer
歯みがきはむし歯予防のために欠かせないものですが、まず安全でなければならないので、仕上げみがきは暴れるお子さんを無理やり押しつけてやるわけにもいきません。まずはお母さんお父さんが歯をみがいてるところを見せて興味を持たせ、好きなビデオを見ながらするなど楽しい雰囲気の中で行なってください。歯みがき粉をいくつか用意しておいて選ばせるのもいいかもしれません。仕上げみがきを嫌がるお子さんの中には「痛いからイヤ」ということもあります。仕上げみがきは必ず親御さんのひざの上にお子さんをあおむけにして、しっかり見える状態にしてください。上の前歯と唇の間のひだ(小帯)にブラシがあたると痛いので、指で保護しましょう。奥歯をみがくときも頬をしっかりよけましょう。爪があたらないよう指のはらでやさしく、です。歯みがきに力はあまり必要ではありません。ブラシの毛先をしっかりあてて小刻みにやさしく動かすことが大切です。
仕上げみがきができない日があってもすぐにむし歯になるわけではありません。歯みがきに慣れるまで焦らず気長にがんばりましょう。
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Question
むし歯と歯周病の治療が終わったら「次はメインテナンスに来てください」と言われました。歯みがきをしっかりすれば行かなくても大丈夫ですか?
Answer
メインテナンスは歯周病やむし歯などお口のトラブルを未然に防ぐ、または早期に発見し処置するためにとても大切です。
例えば歯周病の場合、治療が終わったとしてもそれは完治したのではなく安定期に入っただけなので、再発しないようきちんと歯肉の検査をして経過をみていく必要があります。検査の後は、プラーク(歯垢)や歯石の付いている場所を確認して歯みがきの練習をします。この時自分でも気が付かない「みがき癖」を教えてもらいましょう。磨いているつもりが磨けていなかったということはよくあります。その後、歯科衛生士が、歯みがきではとることのできない歯周ポケットの中の汚れや歯石をとります。この歯ぐきの中の歯石やプラークこそが歯周病の原因です。最後に歯をピカピカに磨いて終了です。治療が必要な時は歯科医師が行ないます。
治療後の良好なお口をいつまでも保てるよう、ぜひメインテナンスにお越しください。
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Question
むし歯と歯周病の治療が終わったら「次はメインテナンスに来てください」と言われました。歯みがきをしっかりすれば行かなくても大丈夫ですか?
Answer
メインテナンスは歯周病やむし歯などお口のトラブルを未然に防ぐ、または早期に発見し処置するためにとても大切です。
例えば歯周病の場合、治療が終わったとしてもそれは完治したのではなく安定期に入っただけなので、再発しないようきちんと歯肉の検査をして経過をみていく必要があります。検査の後は、プラーク(歯垢)や歯石の付いている場所を確認して歯みがきの練習をします。この時自分でも気が付かない「みがき癖」を教えてもらいましょう。磨いているつもりが磨けていなかったということはよくあります。その後、歯科衛生士が、歯みがきではとることのできない歯周ポケットの中の汚れや歯石をとります。この歯ぐきの中の歯石やプラークこそが歯周病の原因です。最後に歯をピカピカに磨いて終了です。治療が必要な時は歯科医師が行ないます。
治療後の良好なお口をいつまでも保てるよう、ぜひメインテナンスにお越しください。
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Question
子供の癒合歯について経過や対応などを知りたいです。
Answer
癒合歯(ゆごうし)とは、隣り合う2本の歯がくっついた状態で生えている歯を言います。これに似ているものに癒着歯(ゆちゃくし)があります。癒合歯が歯の内部の歯髄が共通しているのに対し、癒着歯は歯髄は別々に存在し表層のみでくっついています。これらは永久歯に出現するのは珍しく多くは乳歯に見られます。癒合歯は2本の歯が重なり合うところに溝ができますので、汚れが溜まりやすくむし歯になりやすいので注意が必要です。しかしそれ以外に気をつけることも処置も必要ないので、多くは経過観察のみになります。乳歯の癒合歯自体は特に問題となることはないのですが、次の永久歯がどうなるのかが心配になります。事実、癒合歯のあとの後続永久歯が足りないことが多々あります。生え変わりの時期にはレントゲン撮影をして後続永久歯の数、位置等を確認し、うまく生え変われるように気をつけます。
残念ながら永久歯の数が不足している場合は、上下および左右のバランスが違うということになるので、状況によっては矯正治療も検討します。
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Question
いつから矯正治療を始めようか迷っています。受験前に始めるのは避けたほうがいいですか?
Answer
大まかに言えば、反対咬合(受け口)、極端な上顎前突(出っ歯)、開咬(上下の歯が咬んでいない)、萌出障害(何らかの原因により歯が出られない)などは早めに治療を開始した方がよいでしょう。しかし同じような歯並びに見えても、あごの大きさ、上下のあごのバランスが違えば、治療方法も開始時期も異なります。矯正治療は小・中・高校生から始めることが多いので、治療期間が数年かかるとすればどうしても受験時期に重なることになります。装置をはじめてつけたときは数日から一週間ほど痛みがありますが、1か月もすれば完全に装置に慣れるので、この時期が受験に重ならなければ特に心配はいりません。心配な方は受験が終わってから始めています。患者さんのご希望によっては受験の数か月間は来院間隔や治療内容をコントロールすることもできます。
矯正治療はどんな装置を使うにしても、患者さんご自身の理解とやる気が必要です。本当に歯並びを治したいと思った時が、最適な開始時期と言えるかもしれません。
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Question
古い銀歯をセラミックに換えたいのですが、セラミックは何年ぐらいもつのでしょうか?
Answer
セラミックは陶材でできた歯で、本物の歯と見分けがつかないほどの透明感のある被せ物です。一番のメリットは美しい見た目です。また、表面は滑沢で汚れ(細菌)が付きにくく、むし歯や歯周炎になりにくいと言えます。保険の白い被せ物が数年で変色してくるのに対し、色の経時的変化及び金属の被せ物におこる歯肉の黒ずみもありません。とても良い素材の歯ですが、セラミックはとても固い物なので、欠けやすいというデメリットがあります(種類によっては欠けにくい物もあります)。噛み合わせの力の強い方、歯ぎしりをする方は注意が必要です。また保険の適応ではありません。
セラミック自体はとても強く変化の少ない物なので長持ちしますが、セラミックを付けている接着剤(セメント)は劣化します。そして歯の状況(根っこや歯肉の状態)によりセラミックのもちは変わってきます。口腔の清掃状態がよく定期的なメインテナンスをしていれば10年以上もつ方も少なくありません。
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Question
古い銀歯をセラミックに換えたいのですが、セラミックは何年ぐらいもつのでしょうか?
Answer
セラミックは陶材でできた歯で、本物の歯と見分けがつかないほどの透明感のある被せ物です。一番のメリットは美しい見た目です。また、表面は滑沢で汚れ(細菌)が付きにくく、むし歯や歯周炎になりにくいと言えます。保険の白い被せ物が数年で変色してくるのに対し、色の経時的変化及び金属の被せ物におこる歯肉の黒ずみもありません。とても良い素材の歯ですが、セラミックはとても固い物なので、欠けやすいというデメリットがあります(種類によっては欠けにくい物もあります)。噛み合わせの力の強い方、歯ぎしりをする方は注意が必要です。また保険の適応ではありません。
セラミック自体はとても強く変化の少ない物なので長持ちしますが、セラミックを付けている接着剤(セメント)は劣化します。そして歯の状況(根っこや歯肉の状態)によりセラミックのもちは変わってきます。口腔の清掃状態がよく定期的なメインテナンスをしていれば10年以上もつ方も少なくありません。
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Question
3歳の子供が健診のときに反対咬合で経過観察と言われました。治療をした方がいいか、何歳まで経過をみるのかわかりません。
Answer
お子さんの歯並びに関するご質問で多いのが、「治した方がいいのか?」「何歳で歯ならび治療を始めるのがいいのか?」です。治した方がいいのは、機能的な問題がある場合、また永久歯の萌出に支障がある場合などです。これらは早めに治療を開始します。前歯にすき間がある、少し曲がっているなど審美的な問題は、程度にもよりますしご本人が気にしているかどうかも関係しますが、多くは早くから始めなくてもいいでしょう。矯正治療をするときは歯並びだけでなく、骨格的な問題、顎の大きさ、バランス等を考慮します。一見同じように見える歯並びでも治療方法も装置も違うことはあります。治療が必要か、いつ開始した方がいいかは、諸々の状況を考慮して決めるので親御さんが判断するのは難しいでしょう。心配な場合は受診をおすすめします。
3歳のお子さんの反対咬合では使用装置も限られますしお子さんの負担も大きいので、今は経過観察でいいと思いますが、いつまでかは分かりません。かかりつけ歯科医院での定期的な観察が必要です。
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つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。
Question
歯周病が気になるのでマウスウォッシュを使おうと考えています。マウスウォッシュを使えば歯みがきはしなくても大丈夫ですか?
Answer
テレビのCMなどではそんなイメージを持たれると思いますが、歯みがきのあとに使うのが理想的です。歯周病は細菌の塊(バイオフィルム)であるプラークが原因ですが、この塊(バイオフィルム)があると洗口液の殺菌成分が届きづらくなるので、洗口液の使用前に歯ブラシで物理的にバイオフィルムを取り除く必要があります。洗口液を選ぶ際にまず気をつけてほしいのが、液体ハミガキと混同しないこと。液体ハミガキは歯みがき前に使うもので、使い方が全く違います。また使いたい理由、歯ぐきの炎症を抑えたいのか、むし歯を予防したいのか、など目的をはっきりさせると洗口液を選びやすくなります。使う時は使用方法をよく読んで、記載されている時間しっかりすすいで下さい。多くは20~30秒ですが、意外と長く感じるものです。
洗口液は絶対に使わなければいけないのもではありません。歯みがきの補助と考えて下さい。そして歯周病には歯科でのケアーは必須です。
【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。
Question
歯槽膿漏になってしまったらどう治せばよいのですか?完全に治るものなのでしょうか?
Answer
歯周病(歯槽膿漏)は細菌による感染症で、歯を支える組織(歯槽骨など)を破壊する病気です。細菌のかたまりであるプラークや歯石を取り除くことが最も確実で効果的な治療法です。歯周病は急に進行する病気ではありません。最初は炎症が歯ぐきのみにとどまる歯肉炎。それが進行すると歯槽骨を少し破壊する軽度歯周炎となり、さらに進行すると中等度、重度歯周炎になります。各ステージでスケーリング( 歯石除去)は最も大切ですが、それぞれ治療内容は異なってきます。重度になると歯は抜ける寸前。治療はたいへん困難になります。
歯肉炎のうちに治療をすればもとの健康な状態に回復しますが、歯周炎になると失われた歯槽骨を取り戻すのは難しくなります。ただし炎症を止め再発を防いで現状維持していけば歯を守ることはできます。歯周炎の治療は、早期にとりかかるのがとても大切なのです。
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つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。
Question
35歳、歯並びにコンプレックスがあります。今から矯正するメリット、デメリットを教えてください。
Answer
矯正治療はきちんとしたかみ合わせをつくるとともに、審美的な口もとの獲得を目標に行われます。いくつになっても歯槽骨(歯を支えるあごの骨)がしっかりしていれば歯は動きます。
かみ合わせをよくすることで、セルフケアしやすくなり、むし歯・歯周病になりにくくなります。結果、将来自分の歯を多く残せる可能性が高くなります。また、よい歯並びは機能の改善だけではなく、美しい口もと・笑顔を生みます。これは特に大人の患者さんのご希望であり、喜びでもあります。しかし、歳を取ると骨の再生が遅くなり、歯ぐきも弱くなってくるので、大人の矯正はゆっくり動かすなどの配慮が必要です。また、顎の成長を利用することができないので、抜歯して治療するケースもやや多くなります。矯正治療前には歯周病の治療が必要であったり、矯正治療後には被せ物を作り直していただくこともあります。
「子供の頃から気になっていたけれど機会がなかった。でもやっぱりきれいにしたい」とスタートする大人の患者さんが今、たくさんいらっしゃいます。今更遅い…なんてことはありませんよ。
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