つくばデンタル
私が歯学部学生の5年生、臨床実習生のとき、
とある教授から、見開きのメモのようなものを頂いた。
そこには「医は仁術なり」とのタイトルで直筆で
①歯科医師は患者さんの秘密を守らなければならない。
②博愛の精神をもって患者さんに接しなければならない。
など歯科医師としての心構えのような内容が記されていた。
なぜ教授が私にだけメモを渡したか未だ分からい。
当時の私にはその心構えが・・・・。
出来ていないと思われたのか?
あるいは特別に目をかけて頂いたのか?
不明であるが、私はいたく感銘を受けてそのメモは
ボロボロになるまで私の白衣のポケットに入っていた。
恐らくはヒポクラテスの教えからの引用であろう。
さて、私は国家試験に合格し「先生」になり20年が経つ。
振り返ると、決して平坦な道のりではなかった。
それは歯科医業のみならず、結婚、開業、子供を授かったこと、
親族の死、全てであり、現在進行形である。
日々、様々な予想だにしない事が起こる(仕事以外でも)。
きっと、それが人生ってモノなんだろう。
大抵は「辛い・苦しい」と思う事ばかりである。
しかし、それらは私にだけ訪れることではない。
眼をふさぎ、耳を閉じ、自宅から出なければ苦難は訪れない。
家の外に出て外部と接触することから、幸せも不幸も訪れる。
教授は20年以上前に私の性格を見抜いていたのか?
お亡くなりになられた今では、聞くことも出来ない。
なーーーんて、感傷に浸っている時間などない!
また明日からガンガン、バリバリ診療するぜ!!!
(イミフなブログですいませんでした!)