初めまして、院長の高瀬順年です。
私は「元患者」の歯科医師です。画像にあるように、
私自身の歯はかつて大抵の患者さんより悪い状態で、全ての歯の治療を終えるの大変な時間と苦労を強いられました。
ですから、歯医者に対する思い、行きたくない気持ち、大いにわかります。画像は、私が歯科大学在学中に、母校の大学病院に5年間通って治した結果です。
このレントゲン画像が私の「ありのまま」です。
今後も、私と同じような患者さんを創らない為に頑張ります!
当院ホームページ(以下HP)は私の独断と偏見で作成しました。
いろいろと、歯医者のHPを見てきましたが、
どのHPも「同じ」で、比較のしようが無くないですか?
先ずは「立派な外観写真」そして先生の立派な経歴と自費の料金表。
当院は保険診療しかしないので料金表は作れないのですが・・・。
(最近、希望者のみに自費も始めました。歯科医からは勧めません。)
決して他の医院様をディスる意図はありません。
むしろ、確信犯の当院のアピールです。
患者さんの、本当に知りたい情報の提供。これがHPの原点です。
それゆえ、当院HPは文章攻めで、下層ページに行けば写真とか画像とか
いろいろ出てきます。途中で「あ、違う。」と思ったら、別のHPへ
行けばいいだけの話。
患者さんも無駄な時間を省けるし、自分に合った医院選びが出来ます。
変なHPだと自覚しておりますが、患者さん目線を追及した結果です。
制作には半年を要しました。
以前はHP制作会社にお任せで、決まったテンプレートに医院名を
変えるだけ。でも、それじゃ、ダメでしょ!
今までの歯医者のHPのイメージって、こんなんじゃなかったですか?
先日、外国人の患者さんがお見えになりました。
その方のレントゲン撮影した所、100人の日本人歯科医が居れば
99人の日本人歯科医が「手を付けたら歯の神経を取ることになる」と断言出来る症例でした。
しかし、その方の希望は「歯は削りたくない、神経を取るのも嫌だ」でした。
そして、自らレントゲン写真を指差しながら「ここは削って良いが、ここはダメ」と
自己診断、治療法までご希望されました。
さらに、○月○日まで疼痛が出ないようにして欲しいと。
そんなの無理ですよ。
また、どこのお国の方かまでは聞きませんでしたが、
欧米の歯科医は1日3〜5人程度の診療をすれば十分な診療報酬が得られます。
じっくりカウンセリングをしてお互の同意の元に診療出来ます。
しかし、日本の現在の保険制度では1日に最低でも30人は診療しないと
医院経営が困難です。アズローマンズドゥーですよ。
さて、その方の当日の診療はどうなったか。
手を付けたら、ご希望される結果が得られないと判断し、
本当の応急処置(進行度めの薬剤塗布)で終わりました。
と言うより、丁寧に御説明してお帰り頂きました。
心から申し訳ないと思っていますが、歯科医師の専門知識による診断、
それに沿った治療方法にご納得頂けない場合は、歯科医側として手も足も出ません。
誤解して欲しく無いのは、当院の方針に従え!と行っている訳ではありません。
歯科医師側も責任の持てない治療は出来無いのが実情なんです。
例えば実際には大きな虫歯で神経が死んでいる為に痛みがない。
すると、ちょいちょいっと穴を埋めてよと当然思うでしょう、当たり前です。
しかし、歯科医は症状、レントゲン写真(画像診断)、各種検査から、
そうではないと判断します。
もちろん、歯科医の説明を受け治療を受けずに他院でセカンドオピニオンを受けても
良いと思います。当院ではむしろ推奨します。
少し辛辣な内容でしたが、実際に治療を実行するには歯科医側も相当な覚悟を持って
ご提案させて頂いているとご理解下さい。
あなたご自身のお仕事を思い浮かべて下さい。無理難題を希望された経験もお有りでしょう。
同じ事です。
とは言うものの、当院では常識の範囲内で精一杯の患者さんファーストを目指しています。
ご了承ください。