Question
子供の癒合歯について経過や対応などを知りたいです。
Answer
癒合歯(ゆごうし)とは、隣り合う2本の歯がくっついた状態で生えている歯を言います。これに似ているものに癒着歯(ゆちゃくし)があります。癒合歯が歯の内部の歯髄が共通しているのに対し、癒着歯は歯髄は別々に存在し表層のみでくっついています。これらは永久歯に出現するのは珍しく多くは乳歯に見られます。癒合歯は2本の歯が重なり合うところに溝ができますので、汚れが溜まりやすくむし歯になりやすいので注意が必要です。しかしそれ以外に気をつけることも処置も必要ないので、多くは経過観察のみになります。乳歯の癒合歯自体は特に問題となることはないのですが、次の永久歯がどうなるのかが心配になります。事実、癒合歯のあとの後続永久歯が足りないことが多々あります。生え変わりの時期にはレントゲン撮影をして後続永久歯の数、位置等を確認し、うまく生え変われるように気をつけます。
残念ながら永久歯の数が不足している場合は、上下および左右のバランスが違うということになるので、状況によっては矯正治療も検討します。
【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて、つくば駅から車で6分の当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科)院長による歯科医師の立場からの質問への回答が掲載されています。過去に掲載された記事もバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。
公益社団法人 日本矯正歯科学会 ポジションステートメント マウスピース型矯正装置による治療に関する見解
公益社団法人 日本矯正歯科学会
1) インターネット上で、歯科医師が介在しない形でマウスピース型製品が販売され、歯列の改善への有効性を謳うケースが出てきています。矯正歯科治療は、正確な診断や精密な治療計画に立脚して行われるべき医療行為であり、誤ったマウスピース型製品の使用は予期せぬ大きな問題を引き起こす可能性があります。患者自身の独自の判断でこれらの製品を使用し歯の移動を行うことは、歯科医学的にも非常に危険であるため絶対に避けてください。
2) マウスピース型矯正装置による治療には、以下の利点・欠点を踏まえた適応症の判断や専門的知識を要することから、大学病院等や学会が認める基本研修機関において十分な矯正歯科領域全般にわたる基本的な教育と臨床的なトレーニングを受けた歯科医師による診察、検査、診断を基に治療を行うことを推奨します。
欠点歯の移動量の少ない症例に限られる(軽度の乱杭歯、軽度の歯の空隙、矯正治療後の軽度の後戻り等)。毎日長時間の装着を必要とし、使用状況によって効果が大きく異なる。小児や骨格性要因を含む症例には適さない。現在の医療水準で考えれば精密な歯の移動は原則として困難で、満足のいく治療結果が得られない可能性がある。
利点他人から見えにくい装置である。装置の着脱が簡単で食事や歯磨きがし易い。金属アレルギーを有する方も使用できる。診療室での治療時間が比較的短い。
マウスピース型矯正装置による治療に関してご不明な点があれば、かかりつけ歯科医または日本矯正歯科学会認定医等にご相談されることをお勧めします。
患者さんからの質問があったので回答致します。
医師・歯科医師・薬剤師、いわゆる医歯薬系大学卒業者のの行く末。
医師には「病院」という就職先があります。
(すいません、医師・薬剤師の先生への深い知識は私にはありません。)
大学に残るもよし、どこかの大病院に勤務するもよし。
特に薬剤師師さんのことは正直よく知らないのですが、
「病院」という勤務先やドラッグストア等のパート等、
いわゆる「勤務先」があるのです。
しかし、歯科医師はどうでしょうか。
そこのあなた、立派な大きな「歯科病院」て見たことありますか?
大きな敷地に大きなビルみたいな建物で、診療台が何百台もあって、
各専門科の歯科医師が何百人も勤務している施設です。
歯科大学附属病院以外には、無いですよね。
もしあったら、私も就職したい位です。
でも、無いものは無いんです。
つまり、歯科医師は就職先がほとんど無い職業なんですよ。
すると、自分で開業するしか道がありません。
そこに至るには、様々な事情が有ったのですが割愛して。
歯科口腔外科医の先生には病院勤務の可能性もありますが、少数です。
結果として、ほとんどの歯科医師は自ら開業するしか道がありません。
だから、街中、歯科医院だらけになってしまうんです。
自ら医院を立ち上げ、開業するには相当な覚悟と苦労があります。
なぜならば、医科の大病院も、小さな歯科医院も、法的な定義はほぼ同じだからです。
独りで自ら全てを計画・立案して、資金調達から設計、稼動形態、雇用・・・・。
保健所に開業届けを出し認定を受け、社会保険事務所から保険医療機関指定の認定を受け、
ようやっと歯科医院を開設出来るのです。
これは、とてつもなく大変なことです。自営業とはそう言うものなのです。
ここで問題なのは、開業する歯科医師の技量や知識は関係なく、書類が揃っていれば
誰でも等しく開業できるということです。
ゆえに、どこの歯医者はどうのこうのと、噂や差異が発生するということです。
免許(医師免許・歯科医師免許)とはそういうものなのです。
歯科医師は、歯科医師免許を持っていれば先生です。
患者さんからしてみたら、「歯科医院」へ行けば等しい医療が受けられると思ってしまいます。
当然ですよね。でも果たしてそうなのでしょうか?
これ以上は語りません。
患者さんの「何で歯医者さんって沢山あるんですか?」という質問の答えです。
勤務先がないから、自分でやるしかないから、です。以上(私の私見です)。
患者さんからの質問があったので回答致します。
医師・歯科医師・薬剤師、いわゆる医歯薬系大学卒業者のの行く末。
医師には「病院」という就職先があります。
(すいません、薬剤師の先生への深い知識は私にはありません。)
大学に残るもよし、どこかの大病院に勤務するもよし。
薬剤師師さんのことは正直よく知らないのですが、
「病院」という勤務先やドラッグストア等のパート等、
いわゆる「勤務先」があるのです。
しかし、歯科医師はどうでしょうか。
そこのあなた、立派な大きな「歯科病院」て見たことありますか?
ないですよね。
つまり、歯科医師は就職先がほとんど無い職業なんですよ。
すると、自分で開業するしか道がありません。
そこに至るには、様々な事情が有ったのですが割愛して。
口腔外科医の先生には病院勤務の可能性もありますが、少数です。
結果として、ほとんどの歯科医師は自ら開業するしか道がありません。
だから、街中、歯科医院だらけになってしまうんです。
自ら医院を立ち上げ、開業するには相当な覚悟と苦労があります。
なぜならば、医科の大病院も、小さな歯科医院も、法的な定義はほぼ同じだからです。
保健所に開業届けを出し認定を受け、社会保険事務所から保険医療機関指定の認定を受け、
ようやっと歯科医院を開設出来るのです。
これは、とてつもなく大変なことです。
ここで問題なのは、開業する歯科医師の技量や知識は関係なく、書類が揃っていれば
同じく開業できるということです。
ゆえに、どこの歯医者はどうのこうのと、噂や差異が発生するということです。
免許(医師免許・歯科医師免許)とはそういうものなのです。
歯科医師は、歯科医師免許を持っていれば先生です。
患者さんからしてみたら、「歯科医院」へ行けば等しい医療が受けられると思ってしまいます。
当然ですよね。でも果たしてそうなのでしょうか?
これ以上は語りません。
患者さんの「何で歯医者さんって沢山あるんですか?」という質問の答えです。
勤務先がないから、自分でやるしかないから、です。以上(私の私見です)。
当院(医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科 院長:鶴見淳子 所在地:茨城県つくば市二の宮)の年末年始の休診日について、下記の通りご案内させていただきます。
休診日:
2019年12月28日(土曜)〜1月5日(日曜)まで休診
2020年1月6日(月曜)から通常診療となります。
誠に勝手ながら、上記の日程で休診とさせて頂きます。 ご不便をおかけしますが、何卒ご理解頂きますようお願い致します。当院ホームページの診療スケジュールにてご確認の上でご来院下さい。
年末年始や祝祭日についても当院ウェブサイトから診療予約をお送り頂くことは可能ですが、ご返信については次回の診療日以降となりますので予めご了承下さい。
医療法人社団洸友会 つるみ矯正歯科
茨城県つくば市二の宮1-14-41 (つくば駅からの徒歩ルート)
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もう11月で寒くなってきましたね。
突然ですが、皆さんは「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか?
日本老年医学会は「加齢とともに運動機能や認知機能等下し、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援で生活機能の維持向上が可能な状態像」と定義しています。一言で言うと、脆弱化、虚弱状態でFrailtyからの造語です。
一般的にこのフレイルの状態を経て要介護状態に移行すると考えられています。
下記の評価基準のうち、3つ以上該当する場合にフレイルと評価されます。
65歳以上の高齢者では、11.3~12.5%がフレイルに該当すると報告されている3)
そのため、フレイルの予防が健康寿命を伸ばすのに非常に重要です!!
予防や早期治療に大事なのが運動と十分な栄養です!!
実際、オーラルフレイルと言って、口腔や嚥下機能の低下によりフレイルは進行します。
やはり、口からしっかり食べるのが重要になってくるのです。
当院では、生涯口から食べられるように歯の治療や、失った補綴治療から、嚥下機能の評価まで対応行っています。実際、私も長年、急性期の病院や療養病院などで口や嚥下のリハビリを行ってきており、口から食べ続けることの重要性を実感しています。
ご本人やその家族など、以前より食事の際にむせる、固いものが噛めない、食べこぼしが多いなど気になる点があればお気軽に相談下さい。
もう11月で寒くなってきましたね。
突然ですが、皆さんは「フレイル」という言葉を聞いたことがありますか?
日本老年医学会は「加齢とともに運動機能や認知機能等下し、生活機能が障害され、心身の脆弱性が出現した状態であるが、一方で適切な介入・支援で生活機能の維持向上が可能な状態像」と定義しています。一言で言うと、脆弱化、虚弱状態でFrailtyからの造語です。
一般的にこのフレイルの状態を経て要介護状態に移行すると考えられています。
下記の評価基準のうち、3つ以上該当する場合にフレイルと評価されます。
65歳以上の高齢者では、11.3~12.5%がフレイルに該当すると報告されているのです
1)Fried LP et al: J Gerontol A Biol Sic Med Sci 2001; 56: M146-M156
2)Yamada M and Arai H et al: J Am Med Dir Assoc 2015; 16: 1002. e 7-11
3) Shimada H et al: J Am Med Dir Assoc 2013; 14: 518-524
そのため、フレイルの予防が健康寿命を伸ばすのに非常に重要です!!
予防や早期治療に大事なのが運動と十分な栄養です!!
実際、オーラルフレイルと言って、口腔や嚥下機能の低下によりフレイルは進行します。
やはり、口からしっかり食べるのが重要になってくるのです。
当院では、生涯口から食べられるように歯の治療や、失った補綴治療から、嚥下機能の評価まで対応行っています。実際、私も長年、急性期の病院や療養病院などで口や嚥下のリハビリを行ってきており、口から食べ続けることの重要性を実感しています。
ご本人やその家族など、以前より食事の際にむせる、固いものが噛めない、食べこぼしが多いなど気になる点があればお気軽に相談下さい。