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Daily Archives:2018-01-15

【医療相談】定期的なお口のクリーニングとは?

Question

「定期的にお口のクリーニングをしてください。」と言われますが、どんな事をするのですか?自分で磨いているだけではダメですか?

Answer
治療が終わった後も、治療後の経過を診てケアをするために定期的に予約をとっていただいています。このメインテナンスは、快適になったお口をより長く維持するために行われている、診察と検査、そしてクリーニングがセットになった歯科のケアシステムのことです。3~6ヶ月に一度、患者さんの症状に合わせた間隔で行います。

検査とクリーニングの主な担い手は歯科衛生士です。患者さんのお口の中を診て検査し、ホームケアできているか確認して、その方に合ったケア方法を提案します。歯周ポケットの深いところはどこなのか、磨き残しの多いところはどこなのか、把握できている方は少ないと思います。どんなによい詰め物や被せ物をしても、プラークが大量にあるお口であれば、新たな問題は必ず起こります。自分のお口の弱点を知りケアすることが治療を成功させるカギなのです。

上手な歯みがきのコツが分かった後は歯科衛生士がクリーニングします。歯のプロが器械を使って行うクリーニングは、治療や予防に効き目のあるレベルまでお口をいったん徹底的にきれいにするものです。歯のツルツル感、爽快感をぜひ味わってください。この本来の気持ちよさの発見でその後のケアも変わってくると思います。

 

【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて当院歯科医師の回答が掲載されています。過去に掲載された記事をバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

【医療相談】子どもの歯並び 受診のベストなタイミングは?

Question

5歳の女児です。子供には将来きれいな歯ならびになってほしいと思っています。今は特に気になるところはありません。どういう状態になったら受診すべきですか?

Answer
乳歯列期(子供の歯)からの理想的な成長が、永久歯(大人の歯)の正常咬合に必要ですが、実際は子供の成長発育をみていくとそうなることは少なく、途中で何らかの異常がでてくることがあります。そして成長のある時点で現れた異常が、永久歯の不正咬合(よくない歯ならび・かみ合わせ)につながっていくことがあります。その種類、発生時期は人様々ですが、共通して言えることは、現れた異常に早期に対応し、治療もしくは経過観察をしたいということです。

早期から診たい例として、永久歯の生えるスペースがないケース、変な場所(内側など)から永久歯が萌出したケース、習癖(指しゃぶり・舌癖)があるケースなどです。

かみ合わせで言えば、受け口開咬(歯がかんでいない)などです。これらのうちいくつかは直ぐに治療にかかりますが、いくつかは経過をみて然るべき時期に治療を開始します。早く治療を始めれば早く治り、永久歯になって矯正治療が必ず必要でなくなる、ということではありません。異常な成長発育を防ぎ、永久歯になってからの治療を楽にするのです。

ベストな治療開始のタイミングを見逃さないためには、成長期のお子さんであれば気になるところがなくても定期的な受診をおすすめします。

 

【お口のお悩み相談コーナーとは】
つくば市を中心に無料で配布されているフリーペーパー「つくまる ~つくばまるごとマガジン~」の中で連載されている『街のお医者さん つくまる相談室』にて当院歯科医師の回答が掲載されています。過去に掲載された記事をバックナンバーとして当院ホームページにて掲載しております。

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