仕事があるから。
学校があるから。
子どもの送り迎えがあるから。
親の介護があるから。
習い事があるから。
食事の準備があるから。
家族の食事を用意するために買い物に行くから、食事を作るから…
1週間の中に決まった用事のある曜日や時間帯は誰にでもあります。
かと言って、それら全てがどうしても抜けられない、代わりに頼めることが出来ない時間かと
言うと、そうではない場合もあります。
逆に、知人の結婚式や、仕事の出張、習い事の発表会、学校のテスト…と
他に振り替えられることが出来ない場合もあります。
歯医者に通うことは、歯が痛い、歯が抜けそう、入れ歯が外れて食べられない、
前歯が折れたなど、通院の必要性が明らかになって通院する場合や、
予防や、クリーニング、検診のためであったとしても、それだけ自分の身体を
大事にしようとしている心がけがあるからです。
しかし歯医者というのは、一人のだめだけにある訳ではなく、多くの地域の患者を
抱え、出来るだけ多くの患者を診て、悪いところがあれば治療してあげようと
しています。そのため、自分の予定となかなか合わずに次の治療日が決められない
からと言って、そのまま放っておいて自然治癒するのを待っていても、良くはなりません。
そもそも口腔疾患の場合、当然その人の身体の状態に因る疾病というケースもありますが
多くの場合はご自身の生活習慣や、食習慣によって引き起こされる場合が多いのです。
つまり長年続けてきた生活習慣や、食習慣を歯医者に通いたくないからと言って
規則正しい生活や、毎食後や就寝前の口腔清掃の習慣化、バランスのとれた食事生活に
ご自身で改善することは難しいのです。
そうなると、やはり治療が必要だとドクターに判断された以上は、治療を終えるまでは
途中で諦めずに、しっかりと歯医者通いを続けなければいけません。
当然のことながら、優先すべき予定や、個人的な私事や、事情があります。
それらを考慮して予定を組んで貰うためにも、そうした様々なことは受付の方に
素直に伝え、また自分の中で空けられる予定や、空けられる方法なども確認した
上で通院しましょう。