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歯のよもやま話

歯のよもやま話

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歯科医師の中野です

なぜ歯は生え変わるのだろう?と疑問に思った事ないですか?

人間は乳歯から永久歯の交換は1回だけ

それに比べて爬虫類以下の脊椎動物(サメやワニなど)は歯の形に区別なく単錘形で、たくさんずら~っと並び何回も歯が生え変わります

サメの前歯は3列位並んで一番前が抜けると後ろの歯が前に出てきて補います

そもそもなぜ歯は抜けて交換するのか?それは小さい顎の時に対応した乳歯が成長していくとサイズが合わなくなり小さな歯から大きな歯へと交換する必要があるから

体が大きくなっても歯の形は一定ですよね

爬虫類以下の動物の子は孵化直後に親から独立し自力でご飯をたべなければならないので幼い時から歯を備えておかないと死活問題!一方、哺乳類の子は、まずおっぱいを飲んでぬくぬくと育つので初めは歯が必要なく顎がかなり大きくなるまで歯が生えてくる時期を延ばすことができます

「良いな~何回も歯が出てきて・・・」と羨ましく思いますよね?

BUT!!爬虫類以下の動物では顎を閉じると上下の歯はほとんど噛み合いません

獲物を歯で突き刺し逃げないように保持する働きしかないので噛み切ったり磨りつぶす咀嚼能はとても悪いのです、ほぼ丸呑み

歯のダメージが多い分(噛み付いては獲物を振り回し歯が欠けたり抜けたり)絶えず歯の交換を繰り返し、時期順序不定のため上下の良い噛み合わせを作る暇などないのです

そう考えると人間は1回のみの交換ですが安定した環境下で緊密で効率的な咀嚼を行うことができ、食べる楽しみを満喫できるという訳です(食を娯楽として楽しめるのは人間だけ)

ぜひ、動物園や水族館に行く機会がありましたら、そんな視点で彼らの歯をチェックしてみて下さい(なかなか口は開けてませんが・・・)

 

 

 

 

 

 

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